旧形国電編 51形 クモハ54

クモハ54001〜54009・54101〜54133(欠あり)

 51形の出力増強形の基本番台9両と、戦後座席整備の際セミクロス化改造された元60形からの100番台車が21両、計30両だが基本番台車で1両(54003)戦災廃車になっており、53年の改番時は29両の陣容であった。大阪地区で活躍の後、飯田線・仙石線に移った。仙石線では、70形や68形とともに使用され、ベンチレーターは押込み形に取り替えられているものもある。比較的早く大糸線に移った車や、信越線用に長野へ移ったクハ68はグローブベンチレーターのままである。
 廃車時点で見ると、飯田線が21両、北松本が3両、陸前原ノ町が4両で、残り1両が明石電車区で69年6月に廃車になっている。圧倒的に両数の多い飯田線での活躍ぶりは「飯田線を走った車両達大阪形電動車編」をご覧いただきたい。

クモハ54004(仙リハ) 75.4.28陸前原ノ町 仙石線使用
39年度予算日本車両製造(京阪神緩行線用)
クモハ54004(仙リハ) 75.6.12陸前原ノ町
76.5.20付廃車(仙・陸前原ノ町電車区)
モハ54005(大タツ) 59.3大阪 京阪神緩行線使用 所属訂正(04/11/5)
39年度予算日本車両製造(京阪神緩行線用)
クモハ54005(長キマ) 75.4.10松本 大糸線使用
クモハ54005(長キマ) 75.4.10松本
クモハ54005(長キマ) 81.6.21北松本 入換中
クモハ54005(長キマ) 81.7.23塩尻(営業用定期運用最終日)
クモハ54101〜(モハ60形からの改造車)
クモハ54101(長キマ) 75.9.20松本 大糸線使用
モハ60026(39年度予算日本車両製造)大阪地区配置
52年度吹田工でセミクロスシート整備
→モハ54101(53.6.1改番)→クモハ54101(59.6.1改番)
クモハ54101(長キマ) 77.9.4北松本支所
81.9.16付廃車(長・北松本支所)
クモハ54103(仙リハ) 75.6.12陸前原ノ町 仙石線使用
モハ60027(39年度予算日本車両製造)大阪地区配置
52年度吹田工でセミクロスシート整備
→モハ54103(53.6.1改番)→クモハ54103(59.6.1改番)
77.3.1付廃車(仙・陸前原ノ町電車区)
クモハ54109(長キマ) 75.9.20松本 大糸線使用
モハ60033(39年度予算日本車両製造)大阪地区配置
52年度吹田工でセミクロスシート整備
→モハ54109(53.6.1改番)→クモハ54109(59.6.1改番)
81.9.16付廃車(長・北松本支所)

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