飯田線を走った車両達 その4

42形一族 クモハ53

クモハ53形
 43形の出力増強(MT30・128Kw)版が当形式であり、1951年から5両改造され当初は43800代を名乗った。53年6月に車両称号規定の改正があり新形式53形が割り当てられたが、直前の3月に改造された2両は直接53形となった。0〜6の7両は横須賀線で活躍し、一時的には伊東線でも働いた。0・1の2両が58年2月伊那松島機関区に転属した後も、残りの5両は43形とともにスカ線基本6両編成(61年改正から)に、サハ48と組んで下り向きの先頭に立ったり、東京寄り2両目に連結し久里浜で4両切り離しクハ76と2両で横須賀〜久里浜の小運転等に大活躍した。63年から64年にかけ3扉化し50形に改造後もしばらくはスカ線を根城とした。
 飯田線に来た2両は終始伊那松島機関区を離れず、旧国最終まで活躍した。
モハ53000(東チタ) 58.2.23伊那松島(転入回送時)
215レで到着、切離して入区
クモハ53000(静ママ) 64.7.20宮田
クモハ53000(静ママ) 76.5.24駒ヶ根
クモハ53000(静ママ) 81.7.26伊那市
クモハ53000(静ママ) 82.11.15天竜峡
83.10.26付廃車(静・伊那松島機関区)
モハ53001(東チタ) 58.2.22伊那松島(転入時)
215レで到着、切離して辰野方へ引上げ上り本線に入換中
クモハ53001(静ママ) 59.11.15天竜峡 甲修繕直後
クモハ53001(静ママ)正面 59.11.15天竜峡
クモハ53001(静ママ) 76.4.25伊那福岡
クモハ53001(静ママ)2側 82.11.15天竜峡
クモハ53001(静ママ)正面 82.11.15天竜峡
クモハ53001(静ママ) 82.11.15天竜峡
83.8.31付廃車(静・伊那松島機関区)

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