飯田線を走った車両達 その7
大阪形 制御車目次
クハ68形
1960年12月11日に、68064が51069とセットで伊那松島機関区に転入したのが、大阪形の当線区への投入開始であった。しばらく孤塁を守っていたが、’65年以降順次数を増し、原形車・クロハ59改造車・クハ55改造車(平妻一次・二次・丸妻を含む)、更にはサロハ46からクロハ59・クハ55を経て68に編入された68107まで、多士済々の顔触れである。
長距離運転線区ゆえ、WC設置が求められ、最初の68064が、’61年5月20日豊川分工で完工した。第二陣の転入車も’66年以降設置工事を始めたが、全車には及ばなかった。’68年5月15日にWC付の車両は400番代に改番されたが、付番の仕方が施工順でも原車の番号順でもなく非常に解りにくい。更に当初改造の68064がこの改番に載っておらず、半年以上経った12月19日付けでようやく新番号「68409」をもらった。新番号は良いが方転もしてないのに、奇数番号となってしまい、現場では苦労したのではないだろうか?WC未設置の車両は、第一次置換えの’78年には「68042」だけとなったが、McTcの2両編成のみで走る列車には運用しないよう、限定運用をしたように聞いている。
画像の順序について
1953年6月の車両称号規定改正による「クハ68形」の番号順とし、400番代への改造車も、原車号の位置で掲載してみましたが、番号順とならず、結果的には解りにくくなってしまったきらいがあったので、今回のリニューアルで4ページに分け、目次を作り、配列は全て番号どおりとしました。
クハ68−1 68001〜68019(欠あり) |
クハ68−2 68026〜68107(欠あり) |
クハ68−3 68400〜68407 |
クハ68−4 68408〜68420 |
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