旧形国電編 17メートル車 モハ10

 モハ10形は、元モハ30形を中間電動車化し、丸屋根改造して出来た新形式で、改造当初はモハ30の500番台を名乗っていた。1953年の称号規定改正でモハ10形となり、10000〜10018・10050〜10064の34両が誕生した。0番台と50番台の差は、種車の製造年次の違いで前者はDT10を履き、後者はDT11を装備していた。山手線では主力として活躍、晩年は南武線に移り、4両貫通編成を組んでいた。一部事業用車に改造されたものの、67年度当初中原区にいた21両は、同年度中に16両、翌68年度に残りの5両が廃車となり、形式消滅した。

モハ10062(東ナハ)
1964.4.12 中原電車区
1968.1.25廃車(東・中原電車区)

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