旧形国電編 42形 クモハユニ44

 横須賀線用荷郵電として、1934年(昭和9年)44001〜44005の5両が汽車会社で製造され、田町電区に配置された。形状は前年製造された42形に類似している。戦災で5号車を失い、戦後70形の投入や関西からの42形転入で都落ちし身延線と大糸線に配置された。身延線使用の3両(1・2・4号車)は56年度の更新修繕U施工の際、低屋根改造を併施され、59年末の番号整理の際クモハ14形と共に800番台に区分された。一方大糸線に残った3号車は44000に整理改番された。68年9月身延線用に低屋根改造され、44803に改番された。800〜802は屋根全体を下げた低屋根構造であるが、803は後位側の部分的に低屋根改造しパンタグラフを移設した。4両とも81年の身延線115系化まで活躍し、82年1月から2月にかけて廃車となった。

モハユニ44001(静フシ)
モハユニ44001(静フシ) 58.8.2身延線不通時仮駅
34年汽車会社製造田町電車区配置横須賀線使用
<57.3豊川分工更新修繕U・低屋根改造併施>
→クモハユニ44001(59.6.1改番)→クモハユニ44800(59.12.22番号整理)
クモハユニ44003(長キマ)
 クモハユニ44003(長キマ) 59.12松本 大糸線使用
モハユニ44003(34年汽車会社製造田町電車区配置横須賀線使用)
→クモハユニ44003(59.6.1改番)→クモハユニ44000(59.12.22番号整理)
クモハユニ44803(68.9.20浜松工身延線用低屋根改造)
クモハユニ44800番台
クモハユニ44800(静ヌマ)
クモハユニ44800(静ヌマ) 75.7.8沼津(検査終了で富士へ戻る)
モハユニ44001→クモハユニ44001→クモハユニ44800(59.12.22番号整理) 
クモハユニ44800(静ヌマ)
クモハユニ44800(静ヌマ) 81.6.20富士電車区
引続き身延線使用後、82.2.12付廃車(静・沼津機関区)
クモハユニ44801(静ヌマ)
クモハユニ44801(静ヌマ) 75.11.18横浜(大船工入場回送時)
モハユニ44002(34年汽車会社製造田町電車区配置)
<66.10豊川分工更新修繕U・低屋根改造併施>
→クモハユニ44002(59.6.1改番)→クモハユニ44801(59.12.22番号整理)
クモハユニ44801(静ヌマ)
クモハユニ44801(静ヌマ) 78.12.9富士 身延線使用
82.2.12付廃車(静・沼津機関区)
クモハユニ44802(静フシ)正面 64.5甲斐上野 身延線使用
モハユニ44004(34年汽車会社製造田町電車区配置)
<66.12豊川分工更新修繕U・低屋根改造併施>
→クモハユニ44004(59.6.1改番)→クモハユニ44802(59.12.22番号整理)
クモハユニ44802(静ヌマ)
クモハユニ44802(静ヌマ) 74.10.9富士 身延線使用
82.1.21付廃車(静・沼津機関区)
クモハユニ44803(静ヌマ)
クモハユニ44803(静フシ) 68.11.22富士 身延線使用
モハユニ44003→クモハユニ44003(59.6.1改番)
→クモハユニ44000(59.12.22番号整理)
→クモハユニ44803(68.9.20浜松工身延線用低屋根改造)
クモハユニ44803(静ヌマ)
クモハユニ44803(静ヌマ) 79.1.13富士
クモハユニ44803(静ヌマ)
クモハユニ44803(静ヌマ) 81.7.18富士
82.2.26付廃車(静・沼津機関区)

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